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自閉的世界観ー夫の場合

最近、勧められて読んだ本。
その本は、最後に紹介するが、結婚は一人の人と継続するのが一番良い、なぜなら誰が相手でも上手くいかない理由はたいがい一緒だからだ、、、。

結婚とは満たされなかった思いを持った互いを癒すためにするものである、、、。
、、、実に納得のゆく胸がすくような素晴らし本を読んだ。

昨晩はこの本に書いてあるエクササイズをすればもしかしたら私たちもやり直せるかもしれない。なんて少し希望を持った。

夫は多分そこまで自分を見つめる勇気も根気もないだろうが、片割れだけでもやってみる価値はある、と著者は勧めている。淀みきった気持ちに新鮮な水が流れ込んでくるような気持ちで眠りに落ちた、、、。

人は寝ている間に記憶や考えを定着させるという。私の場合は、朝目覚める直前に潜在意識にアドバイスを受けて、それを検討している辺りでうっすら眠りから覚める。そして、はっきり起きてみて、答えが出ることが多い。人というのは不思議なものだ、、、。

さて、朝である。私の答えは「やっぱり無理だわ、、、。」この結婚はもうやめるべき、これ以上は人生の損失でしかない。ときっぱりと思ったのである。

なぜか。夫と夫家族の自閉的世界観は私の世界観とあまりにも違うから、である。
根っこが全然違うので訂正できるものではない。愛の力なんて無力である。というレベルのもの。

一つ例を出そう。
この季節、我が家ではお誕生日ラッシュである。夫、長男、次男の誕生日がこの二月に凝縮している。
毎年うんざりするのだが長男の誕生日は義両親主催で行われるのだ。そして私は「誘われているのに遠慮して不参加」か「一緒についていっても遠慮してあまり注文しないので金がかからない」状態かを暗に求められる。

私が、私の産んだ息子の誕生日に参加しないことを求められる、しかも暗にだから図々しい。
発言責任を負わずして自分の思い通りに事を運ぼう、という魂胆である。あつかましさこの上なし、である。

暗に、とは、事細かな、それとない言い回しで巧妙に行われるのだが、祝いの権利をぶんどった挙句、この巧妙さにも腹が立つので、ここ数年はあえて出席して盛大に注文してやることにしている。www

普通の夫は、こんなのはおかしと思うだろう、、、しかし私の夫は何の疑問も感じないどころか、当然とでも思っているようで、ばあさんの思惑を助けるべく、そこに居る家族が自由に頼むのを細かく制限までするのだ、、、。夫がワーワーと騒いで一人で決めるすわり順、さびしいテーブルの上、、、ドリンクは水のみで楽しくない誕生日会、、、ケチくさ、、、。

このような会食場面での夫の仕切りはいつもなのだが、これが私の知る知的障害ありの自閉症児のアクションとすごくかぶるのだ。

昔、学校で近所の自閉症児の面倒をよく見させられたが、夫と行動がそっくりだった。

給食の時間に、誰がどこに座るか、牛乳を飲み終わるのは誰が一番でなくてはならず、、、などその自閉症児の決め事に付き合わされたもんだ。

あまりに自分勝手でうざいので、たまに自閉症児の決め事を破ってやる者が出てくる。
そうすると、もんのすごい勢いで怒ったりしながら、押さえつけにくるのだ。ww

私らは別にその子を好きでも嫌いでもない。ただその子はいつもそんな事を繰り返しており、それにそっくりの振る舞いをするのが夫なのだ。当然夫の指示に従わないと、大声で相手が折れるまで同じことを言い続ける。わ、そっくり。

おっと、話が脱線してしまった、、がこれも自閉的世界観の一つ。すべてを思い通りに仕切る。これだろう。
彼らの世界観とは予定調和の世界観なのだ。

完璧に思ったとおりにことが進めば上機嫌。

ここまではだれでもある程度は一緒だろう。

しかし、ここからが違う。
普通の人にとってはすべて思い通りにならないことなどよくある、取るに足らないことである。
肝心のところさえ抑えられれば、後は周囲と調和してやってゆこう、と思う。

そのほうが思いがけないものが生まれたりするし、協調から生まれる楽しさや仲間意識は格別でもあり
生きるエネルギーにもなるからだ。友情もそうやって織り上げてゆく。仲間と楽しく過ごすほうが自分の考えを通すことよりも価値があったりする。友達の考えに乗ってみるのも楽しいものだ。

ところが、自閉の強い人というのは、すべて自分の思ったとおりにならないと気に入らない。
思い通りにならないとすぐにパニックを起こす。その表れはさまざまで、フリーズから遁走、暴言、暴れる、怒鳴る、、、。などたちの悪いものもある。モラハラ・DVをやるのはこの手の人たちだという意見も根強い。

彼らは、外の世界ではトラブルの元になるので、完璧に自分の意見が通らなくても、自分を抑えて我慢しているのだ。
気持ちを切り替えて、ゆるやかに他人の気持ちを通したり、周囲と混ざり合って楽しむ、というのが出来ない。
で、おなじみの人だけがいる家で発散、モラハラやDVとなる。ちょっと極論かもしれないがおおむね正しいだろう。
信じられないかもしれないが、モラハラやDVは甘えなのである。

私は俗に言う陰謀論を受け入れているが、国際的な寡頭権力の人たちの考えはまさに自閉的だと思う。
彼らの究極の目的はワンワールド。自分らが神として頂点に立つ、100%自分らの思うような世界を作ることだ。気に入らないものは殺処分。単純明快な序列の世界だ。

自分たちがこの地球を仕切る。そのためにはどのような手を使ってでも、数千年単位の計画をきっちりこなしていき、邪魔は排除、計画が最優先である、とは、まさに無慈悲無反省で遊びのない、アスペルガーの得意とするところだろう。

自分を変えられるか、変えられないか、がアスペ(そしてジャイアンADHD)と普通の人たちとの違いだ。
おそらく自閉味が強い人は自分を変えるという発想すら、ない。言葉で言われてもピンと来ないらしい。
人には変わるようにいうくせに、である。自分が正しい、正しいから皆が従うべき、という位置からてこでも動かないからだ。正しいからといって必ずしも従わなくても良い、という高度な考えはないようだ。

また、自閉味が強い人は、狭い世界で完結することを望む。なぜならよく知った相手の中にいれば、反論されたり、排除されたり、などのアクシデントが少なく予定が狂う可能性が低いからだ。自分が操作しやすいというのもあるだろう。

振り返ってみると、夫の家族はやたら身内とばかり関わる。私の母もだいぶ年寄りになるまで友達と呼べる存在がほとんどおらず、身内ばかりでつるんでいた。安心、安全なところから出たくないのだろう。
身内なら多少のマナー違反も生暖かくスルーしてくれる。絶対的な排除になる事はめったにない。

外の世界では自分勝手がすぎれば排除されたり、怒られたりする。

だから普通の人は自分の行動や考えを少し変えることで社会と折り合いをつけてゆく。そうやって社会の中を自由に泳ぎまわれるように成長してゆく。どんどん楽しくなってくるし、自由になってくる。とくに気や考えの合う人が見つかれば特別につながってゆく、そしてその輪は広がってゆく。

翻って自閉味の強い人ができることは表面的な行動を少し変えるということくらいだ。
しかし、考えまでは変えられないので、少し経つとまた元どおりの行動をして煙たがられる。
深みがあるように見せかけることはできるが、実際には深みや遊びはないのだ。

結果的にいつも同じ身勝手行動をとるので、社会から冷遇されることが多くなる。
それが延々と続くのは苦しみであろう。

だがもともと親のまねをしているので、親もどうしていいかわからない。
結局、流れ流れてアスペの身内でぎちぎちに固まるのだ。そしてその集団を出てゆくものを悪くいい、うらむ。
逃げられる悔しさ、外へ出られる強さを持つ事への、うらやましさ、、、さまざまな感情が一緒くたになって歯切れ悪く、嫌うのだ。

そして身内に入ってきた者に対しては、監視体制を敷き、自分らの価値に合わせるように洗脳を試みる。
彼らだって新しいことや新しい風に興味を持つのだ。こうやって少しずつ外部の人を絡め取ってDNAの刷新を試みているのだろう。種の保存本能としては当然である。

これが私が思う、アスペ的世界観のダイジェストである。

ははは、だが、私は抜け出すがな!



ちなみに今回私が読んだ本はコレ!普通の人相手の結婚だったらなんとかなるだろうと思われる。おすすめです。

















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こんばんわ

思春期の息子が特性+反抗期で、エネルギー吸い取られます。
定型の私とぶつかるからです。
でも、私の存在は息子に取って社会への登竜門だと思っています。

この上、特性バリバリ義母から「叱られた記憶一度もない」アスペ+LD元ダンが一緒にいたら・・・と思うとゾッとしますよ・・・。
間違いなく家庭内の多数派として、歪んだ認知を貫き通した事でしょう。
私は頭がおかしくなって統合失調症にでも成っていたと思います。
マジで。

家を出たのは5年前、離婚成立は2年前。
思春期前にさよならしていても、コレですから少し遅れていたら一生後悔したと思います・・・



  • みんと
  • 2012/11/27(Tue)01:57:00
  • 編集

Re:こんばんわ

コメありがとうございます。アスペが家族にいる人って、壮絶な数年間をさらっと数行で書くんですよね。どれだけ壮絶だったか、、、そりゃ頭おかしくなりますよね。私も若かりし頃、実家の母親が最も攻撃してきていた数年間は統失っぽい感じになっていました。霊体験と思ってましたけど、もしかしたら症状だったのかも。みんとさんは早くに元ダンに見切りをつけ、家を出られて良かったですね。私は実母も強烈なジャイアンADHDなので(単なるアスペよりもひどい)普通が分からず今まで苦労しました。私こそが普通で正しい、といい含めるものですから、、、。今はカウンセリングと勉強で必死に回復しているところです。途中で気づいて良かったです。
  • 2012/11/28 09:07

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プロフィール

HN:
カサンドラ
性別:
女性
職業:
吟遊詩人
趣味:
天然食材ハンティング ボディボード 飲酒
自己紹介:
アスペ母に精神虐待されたと思っている元AC。父が優しいのが幸い。
カウンセリングと勉強ででACはおむね回復しました。

夫アスペ(未診断)、長男アスペ(診断済)、次男ギフテッドっぽい(診断済)
というぐるりアスペに囲まれた暮らしをしています。
実家にいたころは、過敏性大腸、パニック障害、過呼吸、過食、全部やってます。

どうしてアスペ男に惹かれたのか?心理学的にみて、実家の母親がアスペ(疑惑)だから、だと思います。うまくいかない親にそっくりな人と結婚して、今度こそはうまくやろう思って、奮闘し、燃え尽きる、というのはよくあるパターンだそう。もちろん付き合っている時は全然いい人でした。夫と母は外面と内面がガラリと違う変面タイプで結婚まで本性わからず。それと前彼を忘れたくて(ブログに出てくる人とは違います)とりあえず付き合っちゃったら粘着された、っつーのもあります。
そんな中、母の計算が合ったんでしょうね。
こいつと結婚させれば近所にいるだろう、という計算が。
結婚しろ、と基地外化して泣くわ、わめくわ大暴れ、、、。
ACだった私は結婚してしまいました。そしておなじみの、顔色を伺う生活、、。
ますます調子にのるアスペ。
そんな生活に疲れ、色々調べてモラハラやアスペを知り、、、。
その頃にはもう二児の母で簡単には身動きがとれなくなっていました。
なんなの!?これ、神の采配?

趣味は貝とりやひじき、ワカメとり。きのこ狩りも好き。昨今は放射能で残念。
首都圏在住。ちなみにオカルト関連、陰謀話も大好物。大麻を日本に!

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