我が名はカサンドラ

私は神奈川県の海沿いの街に暮らしています。生まれも育ちもおおむねココです。
子供のころからの友達もいるし、懐かしい場所、適度に田舎で適度に都会。

でもひとつだけ困ったことがありました。それは冬の寒さに耐えられない、ということ。
そういう身体にできているんだと思います。日本でもわりと温暖な地域で、この近辺の市はこの前の東京大雪の時も一部でしか積雪しませんでした。

日本の気候に合わない身体、現夫はアスペの強いジャイアン、、。夫の母親もどこまでもしつこく追い掛け回してくる。

子どもの学校の役員をやる年が回ってきました。先日初めての顔合わせがあったのですが、なつかしい人、知らない人、沢山の人たちで構成される委員会。幼稚園の頃から何度も役員をやっていますが、昔は苦痛で仕方なかったんです。
今は楽しいほうが多いかな、、、。ちょっとめんどくせ、って部分はありますが、いろんな人と関わるって楽しいです。
引き受ける役職、構成メンバーによっても違うと思いますが、自分の心の持ちよう、それと観察眼、境界線の引き方で楽しさはずいぶんと違うんだろうな、と思いました。

寒いですね。しかし春のかけらがそこにも、ここにも、、、。あと少しで春だわ、、、。
もう花粉が飛んでもいいから、春よこい。です。
先日、大山、という山に登ってきました。上のほうは雪がカチカチに固まっていて、アイゼン抜きには歩けない感じになっていましたが、あふり神社よりも下は雪もなく、、、。杉の木立の中、ざんざん歩いてきたわけですが、あんまり花穂は目立ちませんでした。もう少し後になるのかな？

さて今朝ですが、アスペ長男（ジャイアン型）の自分勝手な振る舞いにいつもながら感心していました。
中学生の長男と小学生の次男はだいたい同じ時間に起こすのですが、寝起きは微妙に次男の方がよいんです。
次男は朝起きると、PCを立ち上げ起動を待っていました。そこへ長男登場。

私の子どものうち一人はアスペなので、育児がらみでよそのアスペ母とも交流があります。
友達づきあいをしているアスペ母もちらほらいます。

そんなアスペママ友のエピソードが私の母とすごくかぶったので、おつたえしようと思います。
これは「アスペ母」のデフォなのかもしれません。

少し前知り合いアスペママの子どもが腕に大怪我をしました。骨折、とまではいきませんが、それに準ずる怪我らしく病院につれてゆかないとまずいかな？というレベルで学校からお迎え要請の連絡が入ったそうです。

そのとき、そのアスペママは趣味の教室に参加していてちょっと離れた街に居ました。
学校の先生に「自分でバスに乗せて帰してください」といったところ、先生が強い口調で「一人で帰す、なんてとできません。結構な怪我なのでどなたか迎えによこしてください」と注意されたそうです。

結局同居のおじいちゃんに迎えを頼んだようです。
そしてアスペママが帰宅後、病院に連れて行ったのか連れて行かなかったような事を言っていたように思えます。子どもは痛がって、その日は寝込んでしまったようです。

そして、その子どもをいたわることもせず「明日は自分でバスに乗って学校に行きなさいよ！」と突き放したそうです。
まるで私の母のようなので、その話を聞いた後、思わずメールしてしまいました。
「子どもが弱っているときには優しくしてあげてね。私は母にそういう風に扱われ続けて、とても恨んでいたから。」と。

すると、アスペママからとても素直な返事のメールが来ました。
「全く手間ばっかりかけて面倒を増やしやがって」とつい思ってしまうんだ、と。でも少し優しくするように頑張ってみる、とのことでした。

ああ！母もこういう事を言ってたわー。と思い出しました。
私が中学生頃になると、もう怪我しても病院に行かせてくれないんですよね、、、。
結構ざっくりした切り傷などで病院で縫ってもらいたい、と言っても
「お金がもったいない」、とか「手間ばっかりかけさせやがって！」と心配するどころか、怒る。
「お前が不注意だからこんな怪我をするんだ！」と罵る。
病院へ一人で行かせると外面に響くし、一緒に行くのは面倒。第一無駄な出費である、というわけです。
子どもが痛い目を見ているのに励ましたり、労わったり、なんてない。
自分が面倒をかけられた、その被害者意識でパンパンにふくらんだ心、、、。どんな思考回路だ、、、。

自分の洋服はバンバン買うくせに、娘にはけちでしたねー。
はい。自覚なきアスペ母はその言動が虐待です。あ、でもそのママ友は診断済みで自覚あるんですけどね。
アスペがどんなもんかには関心がないんですよ。だから知識もないし、反省もない。
ただ、アスペだから許せと、、、。でもね、距離をもって付き合う分にはすこーしだけかわいいんです。それがアスペ。

先日、友達と食事をしていて、くしゃみが出たときに、ふと思いだしました。
ま、当然くしゃみがでるときは、手やハンカチなどで口を押さえるとか、せめて顔をそむけて飛沫が飛び散らないようにという配慮をしますわな。

私が小学生のときの事です。私の母は昔から花粉症で、しょっちゅう大きな声でくしゃみをしていました。
近所中に響き渡っているようで、私のくしゃみは有名なのよ、と母自身がよく私に言っていました。

それだけならよいのですが、問題は母がくしゃみをするときに、口をおさえたり、顔を背けたりしないことです。
とくにずーっと気になっていたのは母はくしゃみをするとき、テーブルの上に食物が載っていても、そこへ向かって平気でくしゃみをするんですよね、、、。
本人はかわいたくしゃみだし、風邪ではないので気にしていないようですが

つばが飛ぶじゃん！気持ちわるいじゃん！とずーっと思っていました。

ある日、意を決した私は母の気分をできるだけ損ねないように「お母さん、くしゃみをするときは手で口をおさえてよ。」と優しくいいました。

ソレに対する返事が「生意気な事ばかり言いやがって！」でした。ギロリとにらみつけられました。

もう意味が分かりません。いつも生意気だとか色気づきやがってとか、その件と関係ないことを突然言い始めるのですがその日もそうでした。

「だって、つばが飛ぶじゃん、、、」と言うと「あーあーすみませんでしたね！！！」と不愉快丸出しに言いました。

さてその後が問題です。それから母は私の一挙手一投足をじーっと観察し続けていました。

何のためにか？　仕返しするためのあら捜しです。一つ何かを言われたら、必ずそれと似たようなことで仕返しをしないと気がすまない。それが母でした。

２，３日して何のネタかは忘れましたが、とにかく母は私が汚くて不注意な事をしている、と見咎め、鬼の首をとったようにそれを指摘してきました。手放しくしゃみよりももっと微妙な事だった気がします。

なんでもいいのです。相手に仕返しをしてやった。これでおあいこだ。と思えることが母にとって大切なのです。母は、「お前だって不注意で汚いじゃないか！何様のつもりだ！」と命の限りに叫んで私を怒鳴りつけて、気が済んだようでした。

当時私小学生。多分１０歳くらいでしょうか。母４０歳。、、、この時点で精神年齢は私の方が上だったのかもしれません。アスペとはこのように人を育てる能力が極端に低いものなのです。