我が名はカサンドラ

「おい、貸せよ」と長男。

「やだよ。僕が立ち上げたんだよ」次男

「俺はお前よりも早く出るんだから俺が使うんだ」長男

「二階のPC使ってきなよ。自分のを」と次男、抵抗。

いつも長男がでたあと、次男がPCをするという流れがあるので
しぶしぶ次男が譲る。

やりとりの始終を見ていなかったが長男が尻で椅子を奪ったのかもしれない、よくこれをするので。
ちなみに、この自然に、力ずくで奪う、という行為、長男だけでなく夫もよくやるんです。

奪われた次男は次に洗面所へ。お湯が出るまでジャージャー水を出しています。
手で温度を確かめながら、、、。

そこへ再び長男登場。

「おま、どけよ。」長男
「はぁ？」次男

さすがに私、口を出す。

「兄、さぁ,弟が立ち上げたPCを使えるようになったら横取りして、今度は弟が下準備してお湯がでるようになった洗面台まで横取りするわけ？」

「だって、じゃーじゃー水だしてるだけじゃん！」と長男

、、、、え？、、、。

「兄、なんで弟がじゃーじゃー水だしてるのか分かる？」

「、、、。」無言の兄

「弟はね、水が冷たいからお湯が出るまで待ってるんだよ。水がお湯に変わったか確かめるために手を出してるんだ」

「、、、、、。」無言の兄

でもね、聞こえましたよ。あなたの心の声が。「え？あ、そうなの？」と。
同時に「また、悪く言われた、、、」という傷ついた声もね。でも、言わなきゃわからないからはっきりいうよ。
だって外ではただ引かれるだけで、こそこそ嫌われるだけで誰も言ってくれないだろうからね、、、。

、、、アスペの迷惑行為は、、、、分からないんだね。ものごとの流れが、と思いました。
一連の流れ、というのがある。でもアスペはところどころ感覚が鈍かったりするので、特に鈍い部分は他人と共感できない。だけど人一倍自分は正しい、と思い込んでいたりする。また他人の表情もあまり判断できていない。基本的に目の使い方がなってない長男はゴミもまともに捨てられない。また五感のリンクも上手でない。目で見て、匂いをかいで、音をきいて、さわってみて、雰囲気を察する、というこの統合が不得意なのだ。

まだ子どもなので、これから伸ばせば伸びるとは思うが、こんなにわからない中で親にギャンギャン怒られているアスペっこは気の毒だな、と思う。

ちなみに小学生の次男は兄よりも色々な事が分かるし、知覚統合もできている。

アスペアスペ、といっても、もちろんいろんなタイプがいるので、うちの長男と夫に限っては、ですけどね。母もそうかな、、、。